宮崎県工業技術センター

オゾンマイクロバブルによる有色排水の脱色

 オゾンガスのマイクロバブルを排水に吹き込むことで、排水を効率的に脱色する技術を開発しました。オゾンガスの微細化にはSPG(シラス多孔質ガラス)を利用しており、均一な大きさのバブルを連続的に作り出すことができます。

背景・目的について

 工場や畜産業の排水は、一般に微生物を用いて浄化処理されていますが、このような処理だけで排水の「色」を取り除くことは難しく、大きな課題となっています。代表的な脱色処理技術に「オゾン処理」がありますが、オゾンは水に溶けにくいため、排水処理のために過剰のオゾンを供給することとなり処理コストが上昇するなどの課題がありました。そこで、オゾンの利用効率を高めることで、効果的に排水を脱色する技術の開発を行いました。

成果について

 排水中にオゾンガスをバブリングするために、SPG(シラス多孔質ガラス)を散気管として用いました。SPGは微細な貫通孔を持つ、無機素材です。均一な大きさの孔をもつため、この孔を通して効率的に液中に微細なバブルを生成することができます。オゾンガスを微細なバブルとして有色排水中に供給することで、ガスと排水との接触面積を増大させることができ、排水中の有色成分とオゾンとの脱色反応を促進することができました。
 現在、酒造メーカーにおいて、焼酎粕のメタン発酵処理液の脱色を目的とした実証試験を進めており、今後広い分野での応用が期待できます。

(資源環境部)

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