宮崎県工業技術センター

プラスチック油化物の評価

 廃プラスチックを熱処理することで得られる「プラスチックの油化物」について、重油や灯油などの化石燃料と比較することで、従来の燃焼装置で使用することができるかについて検討しました。

課題について

 環境への配慮や原油価格の高騰等からバイオマスや廃プラスチックなどをエネルギーとして利用する動きが高まっています。ただし、これらの素材は、化石燃料とは形状や性質が異なることから、従来の設備・装置では使用できないことが多く、専用の燃焼装置を導入する必要があることがほとんどです。
 廃プラスチックを熱処理することで重油や灯油のような液体燃料に変換した「プラスチックの油化物」について評価しました。

対応・結果について

 重油や軽油・灯油など化石燃料は、原油を蒸留処理などで精製することにより、特定の沸点や引火点の範囲に従って区分されています。一方、プラスチックの油化物は、長い鎖のようにつながったプラスチックの分子を熱処理によってランダムに切り刻むことで液状化したもので、引火点の低い成分や高い成分が混在しています。これを灯油専用のボイラーで燃焼すると燃焼不良を起こしたり、装置自体に悪影響を及ぼす可能性があります。利用にあたっては、燃焼装置のメーカーなどにご相談することをお勧めいたします。

(資源環境部)

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