宮崎県工業技術センター

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研究開発・技術支援事例紹介

令和6年度経常研究

資源環境部

地域資源の有効活用に関する研究
バイオマス燃焼装置のクリンカ防止に関する研究(R4-R6)※大迫貴太、猪﨑翔
クリンカの膠着度を測定して化学組成と比較し、各バイオマスにおける、クリンカの発生メカニズムやその防止に寄与する成分を明らかにする。
有機性廃棄物からの有価成分回収に関する研究(産廃税)
焼酎粕を用いた微生物培地製造のための微生物増殖メカニズムの解明(R5-R8)※堂籠究、森谷亜希
焼酎粕の高度利用を促進させるため、焼酎粕に含まれる微生物の増殖関与成分を特定し、汎用性の高い微生物培地の製造を目指す。
無機系廃棄物の新規利用法の開発に関する研究(産廃税)
廃棄太陽光パネルにおける基板ガラスを活用した新規素材開発に関する研究(R4-R6)※渡邊利奈、赤﨑いずみ
使用済み太陽光パネルから発生する基板ガラスを利活用するため、多孔質化のメカニズムを解明し、高付加価値な製品への開発を図る。

材料開発部

機能性材料の開発と応用に関する研究
ナノコロイド球状凝集粒子の効率的な製造とキャリア応用への展開(R5-R7)※田上兼輔、赤木剛、髙木哲哉
使用する油剤の削減や、より実用的な製造方式への転換等により、ナノコロイド球状凝集粒子の製造法を改良するとともに、製造した粒子に化学物質を内包させてキャリアとして応用するための基礎的な検討を行う。
Ca-Mg炭酸塩の簡易合成法の開発(R5-R7)※赤木剛、田上兼輔、髙木哲哉
簡易的な合成が困難とされるCa-Mg炭酸塩の合成方法を開発するとともに、合成結晶の化学組成や粒子形態の制御方法及び適切な評価手法について検討を行う。
分析・測定技術の高度化に関する研究
見える化を付与した計測・観察の高度化(R5-R7)※松浦靖、那須成裕、山本建次
当センターが保有する特許技術のさらなる活用促進のため、油中ナノ粒子分散体に含まれるナノ粒子の観察画像と粒径測定値を組み合わせた標準データ集を作成するとともに、新たな用途開拓にも取り組む。

機械電子部

機械及びエネルギーシステムの研究開発
シミュレーション技術を用いた品質評価・解析に関する研究(R5-R6)※陰山翼、下西裕貴、児玉尊、布施泰史
製品開発サイクルの短縮化には、製品設計段階での検証の効率化を図る必要があるため、CAE等のシミュレーション解析技術を蓄積し、付加価値の高い製品づくりを目指す。
生産システムの高能率化・高精度化に関する研究
デジタルデータを用いたものづくり技術の高度化(R4-R6)※児玉尊、陰山翼、下西裕貴、布施泰史
ものづくり企業の多様化するニーズや生産性向上など的確に対応するため、最新のデジタル技術の活用や従来にない製品開発技術の高度化を目指す。
スマートエネルギーの利活用に関する研究
太陽光発電システムの電力融通技術に関する研究(R6-R8)※鳥原亮、木村修一、肥後一彦、宮路紘輝
太陽光発電所において、商用電力側の要望に応じた出力抑制を実現すると共に、抑制された余剰電力を利活用できるスイッチングシステムを開発することで、電力会社が行う出力抑制制御とは異なる電力融通手法の確立を目指す。
電子・情報技術に関する研究
パルスレーダ技術を用いた非破壊検査技術に関する研究(R5-R7)※小田誠、東晋平、肥後一彦
建築物や工場設備で使用される配管等の内部異常(空隙、異物)を非破壊で検査出来るようにするため、パルスレーダシステムの構築と測定方法の確立を目指す。
画像処理、機械学習等を用いた検査工程の自動化・省力化に関する研究(R5-R7)※宮路紘輝、肥後一彦、小田誠
画像処理技術や機械学習(AI等)を用いて、県内製造業における検査工程の具体的な課題を解決できるようなシステムを開発するため、必要となる各種機械学習手法およびその周辺分野の技術を蓄積する。
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