機械・電子産業の「ものづくり技術」の高度化を目指します。
機械電子部では、様々な分野の企業における「ものづくり」についての技術支援を行っています。
機械分野では、企業の抱える技術的課題の解決と高度な生産技術の指導・研究を行うため、機械システムの設計技術等をコア技術として低温調湿に関する技術開発や農業機械システムの装置開発、福祉機器開発等に取り組んでいます。また、多様化する製品開発の高効率化・高度化を技術支援するため、デジタル技術を用いた試作開発のスピード化として、3Dモデリング(3DCAD、CAE)、3Dプリンタを用いた試作開発について技術支援を行っています。
電気・電子分野では、環境・エネルギー関連産業の基盤強化として太陽光発電設備の劣化診断技術、LED光を用いた農産物の形質制御及び生産性向上に寄与する研究に取り組んでいます。また、人手不足による自動化省力化へのニーズが高まる中、県内製造業をはじめ各種産業界へのICT、IoT化に関する研究に取り組んでいます。製品評価試験においては、電子機器、機械装置の安全性、信頼性向上を図るため、EMC試験、環境試験(振動、熱衝撃等)について、技術支援を行っています。
機械電子部では、次の業務についての試験研究や企業への技術支援を行っています。
また、金属製の材料や部品などの強さの測定、X線を用いた非破壊測定、製品が振動にどの程度耐えられるかを試験するなど、様々な機器の開放利用を行っています。