宮崎県工業技術センター

材料開発部

未来を築く新しい機能性材料の開発を目指します。

概要

 材料開発部では、新しい機能性材料の開発を目指して、本県オリジナルの微粒子製造技術の開発に取り組んでおり、はんだパウダー及びスキンケア成分ナノ粒子の実用化に成功するなど、一定の成果を上げてきました。今後も実用化推進のための応用研究を継続する予定です。また、企業の皆様から日常的に寄せられる工業相談に対しましては、依頼試験分析、機器操作サポート等を通じて、製造工程における技術的問題の解決、新技術・新製品開発等を支援しており、支援内容のさらなる充実を目指した分析・測定技術の高度化研究にも取り組んでいます。

業務内容

 材料開発部では、以下の業務を行っています。

機能性材料に関する研究開発

 これまでに蓄積した金属ナノ粒子、油中ナノ粒子分散体等の技術要素を取り入れた新しい素材や分散体の基礎研究及び応用技術開発に力を入れています。特に、微粒子関連の技術ニーズの高い化粧品、食品及び医薬品分野での実用化を視野に入れており、各分野で必要とされる材料の機能性に着目しながら研究開発に取り組んでいます。

分析・測定技術の高度化に関する研究開発

 企業の皆様が抱える技術的課題の解決につなげるため、分析・測定機器等を用いた各種評価技術の開発及び高度化に取り組んでいます。現在は、当部が開発した微粒子関連技術を活用していただきやすくするため、ナノ粒子の観察画像と粒径測定値を組み合わせた標準データ集の作成等による「技術や素材の見える化」に力を入れています。

工業材料に関する相談対応、依頼試験分析等

 工業製品に混入した異物の正体解明、工業材料の材質確認等についてのご相談及び依頼試験分析に対応しています。また、設備機器の開放や機器操作サポートを通じて、相談者ご自身での試験分析も支援しています。

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