令和6年度に、公益財団法人JKAの補助を受け導入した機器をご紹介します。
当センターでは、公益財団法人JKAによる機械振興補助事業(公設工業試験研究所等における機械設備拡充)により、様々な機器を導入しております。
宮崎県内の中小ものづくり企業等に対する技術指導等に必要な機械設備の拡充強化のため、下記の機器2点を導入しました。
本補助事業を活用した機器整備により、当センターにおける技術指導の体制・機能が強化され、県内ものづくり企業からの相談に対して迅速かつニーズに沿った高度な技術指導の実施が可能となります。
また、企業の技術力向上や新製品の開発等に有効に活用されることにより、本県の産業振興及び中小企業の発展が図られます。
機能性成分分離・回収システム
- メーカー
- 株式会社島津製作所
- 型式
- LCMS-2050/ RID-20A/ SPD-40V/ FRC-40/ LC-2050C
- 仕様・性能
- 検出装置:質量分析計、示差屈折分率検出器、吸光度検出器
回収装置:分取フラクションコレクタ
- 用途
- 本装置を活用することで、バイオマスに含まれる微量な有機成分の分離と回収ができます。
クロマトグラフィにより分離した成分を各検出器で測定し、検出器から得られた情報(保持時間や質量情報など)から化学構造の推定を行うことができます。また、検出器により分離が確認された成分について、分取フラクションコレクタを用いて回収することもできます。
自記分光光度計
- メーカー
- 日本分光株式会社
- 型式
- V-730BIO
- 仕様・性能
- 測光方式:ダブルビーム方式
測光波長:190~1100nm
測光範囲:-3~3Abs
1~8波長の同時測定が可能
- 用途
- 本装置は、光の吸収や透過特性から試料に含まれる各種成分の定量分析を速やかに実施できる機器です。メッキ・塗装分野における重金属や有害物質の定量、ライフサイエンス分野における酵素活性測定など各種評価が可能となります。