宮崎県食品開発センター

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2回蒸留芋焼酎「ペンタトニック ANDROMEDA」の開発

 課題

 近年、芋焼酎の市場ではこれまでになかった華やかな香りを切り口にした商品が相次いで投入され、焼酎愛飲家はもとより、新たに女性層や若い飲酒層でも関心を集めています。このような中、芋焼酎独特の香味成分を強調した新しいタイプの商品開発について相談を受けました。

 支援内容

 原料特性が高くかつフレーバーリッチな、新しいタイプの芋焼酎開発に向けて、共同研究を実施しました。本格芋焼酎の複数回蒸留画分について各種香気成分を分析し、濃縮、カットする新しい蒸留技術の開発に、企業と協力して取り組みました。

 支援結果

 新しい蒸留技術を生かし、後半に留出する焦げや苦味成分を抑え、原料甘藷「紅はるか」が持つ特有の華やかさをより豊かに抽出し、商品化しました。ストレートでは、華やかですっきりした香りがたち、口に含むとふくよかな甘さが広がります。水割りでは、一気に香りが開きフルーティーさが際立ちます。飲み方で表情の変わる多様さとバランスの良さが愉しめます。


 主な使用設備は、次のとおり。

  • ガスクロマトグラフ
  • ガスクロマトグラフ質量分析計
  • 振動式密度計

(応用微生物部)

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