宮崎県工業技術センター

インサート成型状況の確認

 課題

インサート成型部分

 本製品(血管用カテーテルイントロデューサ)は、樹脂成型部と樹脂チューブとがインサート成型されており、正しい位置での一体化が要求されます。位置ずれがある場合、製品の強度や機能性に影響する恐れがあることから、成型部分の確認を行いたいとの相談を受けました。
 ※ 血管にカテーテルを挿入する際に、カテーテル挿入部位を確保するために使用する装置

 支援内容

X線CT装置

 製品のインサート成型状況を非破壊で構造観察する手法としてX線CT装置を活用した撮影・解析を提案しました。

 支援結果

X線CT装置撮影画像

 樹脂チューブが正しい位置にインサート成型されているかを観察・寸法測定することができました。また、樹脂成型部にボイド等の欠陥がないことも同時に確認し、製品の品質管理技術の向上につながりました。


 主な使用設備は、次のとおり。
  • X線CT装置
  • CTデータ解析ソフト

(機械電子部)

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