本製品(血管用カテーテルイントロデューサ※)は、樹脂成型部と樹脂チューブとがインサート成型されており、正しい位置での一体化が要求されます。位置ずれがある場合、製品の強度や機能性に影響する恐れがあることから、成型部分の確認を行いたいとの相談を受けました。
製品のインサート成型状況を非破壊で構造観察する手法としてX線CT装置を活用した撮影・解析を提案しました。
樹脂チューブが正しい位置にインサート成型されているかを観察・寸法測定することができました。また、樹脂成型部にボイド等の欠陥がないことも同時に確認し、製品の品質管理技術の向上につながりました。
(機械電子部)