宮崎県工業技術センター

鋳造製品における温度分布の可視化

 課題

 自社鋳造製品である銅合金製のたこ焼きプレート(takotto)の開発において、一般的な鋳鉄製のたこ焼きプレートとの表面温度の違いを熱解析で視覚的に確認したいとの相談を受けました。

 支援内容

 当センターのCAEシステムを活用して、熱解析を実施することを提案しました。材質の異なる製品について、それぞれ の解析の初期条件となる物性値等を算出し、加熱されたプレート面の表面温度分布を可視化する熱解析の技術指導を行いました。


 支援結果

 CAEシステムを用いて、材質の異なる製品の表面温度の違いを視覚的に捉えることで、同社製品の優位性を確認することができました。また、製品販売時のPRとしても活用できるため、販路拡大に繋がることが期待されます。

銅合金製 加熱温度 250℃ 150 秒後

ねずみ鋳鉄製 加熱温度250℃ 150秒後



 主な使用設備は、次のとおり。
  • CAE システム(ANSYS Discovery AIM)

(機械電子部)

このページの先頭へ
このページの先頭へ ▲